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家族は妻+子供2名+実母(2年前父逝去で同居開始)。 18年目のSE(東京→大阪9年→名古屋9年) ※俗に言う転勤族。 2007年3月26日KYコーポレーション株式会社を発足
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2013年01月28日

難しい!でも面白い行動経済学

こんにちは、
名古屋の時間貸しレンタルオフィス、レンタル自習室の@Spaceアットスペースの店長&管理人の中井です。

さて、最近は
行動経済学にはまっています。

数冊、これに関する本を購入して読んでいます。

でも、行動経済学と言うのは内容が難しい。
(私の理解力が乏しいためだと思います。)

だから、繰り返し
読み返しながら、
反芻しながら、
徐々に理解しているところです。

面白いのは、株等の売買に際した時の自分の非論理的な行動が
意外と行動経済学で説明がついたりする点です。

一般に経済学が想定するのは、合理的人間であり、損得勘定ですべて動く事が出来る人間が完全な自制心を持って行う結果を説いているそうです。


利益に対する欲望、損失に対する恐怖により失敗をしがちな私の行動が、
じつは行動経済学に則った行動であったとは興味深い結果でした。

すると、この行動経済学を知れば自分の弱点を克服できるかも!?
益々、興味が出てきます。

行動経済学の中で一番納得できるのがプロスペクト理論である。

図の中央に有る「参照点」は、利得や損失を測るときの元となる状態で、
儲けや損失の実際の額ではなく、
自分が期待していた額が参照値となります。

例えば、今回の取引で10万円の利得を期待していたならば
参照値は10万円。
実際には8万円の利得であったとしたら、2万円の損失と感じます。

このプロスペクト曲線から判るのは
価値が有る右側の領域である利得局面では、危険回避的になる。
損失が有る左側の領域である損失局面では、危険愛好的になる。

利食いが速すぎたり、やたらと損切りをためらったりするのはこの理論によるものだったのですね。
納得できます。

さらに気に成るのは、損失の方が利得より大きなインパクトを持つ点です。
損失は利得のおよそ2倍以上のインパクトが有るようです。
つまり、
私が10万円の損失を被った場合には、
次の取引で10万円取替しても納得できない。
20万円の利得が出てトントンになる計算です。

これも納得いく気がします。
それほど、損失と言うのは行動経済学的に大きなインパクトを持つようです。

損切りできないのには、現状維持バイアスも原因しているようです。
これは、人間は現在の状態を変えようとしない性向があり、
はじめてやる事は抵抗が大きいけど、いったん始めてしまうと、むしろそれを変更ぜすに続ける方が快適と感じるようです。
この根底には、損失回避の心理がはたらくようです。




タグ :行動経済学

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